【代表コラム】AI半導体バブルの行く末と、今私たちが目を向けるべき「本質的な価値」

【代表コラム】AI半導体バブルの行く末と、今私たちが目を向けるべき「本質的な価値」

こんにちは。レガロス株式会社の代表、市岡です。いつも弊社のHPをご覧いただき、誠にありがとうございます。

普段は貴金属やブランド品の買取を通じて、皆様の「大切な資産」に触れさせていただいている私ですが、日頃から世界経済の動向や市場のトレンドには常にアンテナを張っています。なぜなら、世界的な経済の動きは、最終的に皆様がお持ちの資産の価値にも巡り巡って影響を与えるからです。今回は、最近特に世間を賑わせている「AI向けメモリー半導体市場」の動向について、私なりの私見を少しお話しさせていただければと思います。

先日、大変興味深いニュースが飛び込んできました。「中国がAI向けメモリーの生産能力を2倍に引き上げ、世界市場を左右する可能性がある」というものです。実は私、このニュースが出る少し前から、日本の大手半導体企業であるキオクシアの先行きに対して密かに警鐘を鳴らしていました。

現在の半導体業界は、空前のAIブームに沸いています。どこもかしこも「AI、AI」と叫ばれ、関連するメモリー半導体は作れば作るほど売れるような、まさにバブル状態です。しかし、歴史が証明している通り、「馬鹿みたいに儲かる商売」というのは決して長続きしないのが世の常です。

中国という巨大な生産国が本気を出して生産能力を2倍にすれば、市場はどうなるでしょうか。答えは明白です。市場にモノが溢れ返る「供給過剰」が起こります。もちろん、今日明日にすぐ価格が暴落するわけではありませんが、中長期的にはメモリー価格がかなり下落していくことは避けられないでしょう。そうなれば、当然関連企業の業績や株価も下がる方向へと向かいます。私の個人的な見立てでは、現在の高い価格を維持できるのは、もってあと「2年」ほどではないかと考えています。

では、このような予測不能で浮き沈みの激しい時代に、私たちはどのようなものに価値を見出すべきなのでしょうか。

私が個人的に推奨したいのは、一過性のブームに左右されない「実需(実際に人々の生活に必要とされる需要)」のある分野です。具体的には、産業の土台となる「鉄鋼」、人々の移動を支える「自動車」、そして私たちが生きていくために絶対に欠かせない「食品」といった業界です。これらは地味に見えるかもしれませんが、時代がどう変わろうとも必要とされ続ける強さを持っています。

これは、私たちが扱っている「貴金属」や「高級ブランド品」の世界にも全く同じことが言えます。流行り廃りの激しいトレンド品は一時に値上がりしますが、ブームが去れば価値は急落します。一方で、金(ゴールド)をはじめとする貴金属や、歴史と伝統のあるハイブランド品は、まさに「実需」と「普遍的な価値」を備えているからこそ、時代を超えて高く評価され続けるのです。

投資の世界でも、身の回りの資産整理でも、大切なのは目先の「バブル」に惑わされず、10年後、20年後も変わらない本質的な価値を見極めることです。皆様が資産を守り、賢く運用していくためのヒントになれば幸いです。

今後ともレガロスをどうぞよろしくお願いいたします。

【ご留意事項】 本コラムは市場動向に関する私見を述べたものであり、特定の銘柄の推奨や投資勧誘を目的としたものではありません。投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断と責任において行っていただきますようお願い申し上げます。


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